当サイトでは、アルコール(お酒)の筋トレへの影響をまとめています。
前回は、お酒を飲み過ぎたときに筋肉痛や関節痛、倦怠感などの症状が起きる『急性アルコール筋症(アルコール性ミオパチー)』は、体内の栄養素がアルコールによって大量に消費されると書きましたが、筋肉を作る際に必要な栄養素はどの程度失われているのでしょうか?
今回は、アルコールによって失われる栄養素と、筋肉の形成に必要な栄養素の比較をしてみたいと思います。
筋トレをしているお酒好きの方、飲みすぎたときに筋肉痛や関節痛が起きるという方、ダイエットのために筋トレしている方は、どうぞ参考にしてください。
アルコールによって失われる栄養素
アルコールによって栄養素が失われる要因には、アルコールの分解時に消費される、吸収を阻害される、排出を促進されるといったパターンがあります。それにより失われる栄養素は以下の通りです。
- ビタミンA
- ビタミンB
- ビタミンC
- ビタミンD
- ビタミンE
- 葉酸
- ビオチン
- カリウム
- ナトリウム
- クロール
- 亜鉛
- カルシウム
- マグネシウム
筋肉を作る際に必要な栄養素
筋肉は何もないところからは作られないので、原料になる栄養素が必要です。主に必要とされているのはたんぱく質ですが、たんぱく質だけでは筋肉は作られません。筋肉の形成には以下のような栄養素が必要とされています。
- たんぱく質
- 糖質
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンD
- ミネラル(マグネシウム、カリウム、ナトリウム、カルシウムなど)
アルコールによって失われる筋肉を作る際に必要な栄養素
アルコールによって失われる栄養素と、筋肉を作る際に必要な栄養素を比較したものが以下になります。
- ビタミンB
- ビタミンC
- ビタミンD
- カリウム
- ナトリウム
- クロール
- 亜鉛
- カルシウム
- マグネシウム
筋肉を作る際に必要な栄養素の大部分が失われていることがわかりますね。
以上、アルコールによって失われる栄養素と、筋肉を作る際に必要な栄養素についてまとめてみました。
製薬会社などのサイト・資料を参考にしていますが、はっきりとしたところは病院で聞いた方が正確です。あくまで参考程度と思ってください。